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5月14日午前9時40分、長老が他界いたしました。
パンの話はさておき、時折しか更新されない長老日記でしたがついに最終回です。
呼吸困難な長老を救うために人工呼吸器を鼻から挿入することに決めました。装着後は声を出すことはできません。「おばあちゃん!大丈夫?一緒にいるからね!」の私の言葉に「はい!」と可愛く答えてくれたのが耳にする最後の声でした。
約一ヶ月と少し、皆が入れ替わりにお見舞いに来てくれました。その度に目を開けうなずく長老。もしかして復活?
でもね、もういいですよ!お疲れ様!
よく頑張りました!
早朝、母からの電話で急いで病室へ!
しばらくして血圧も心拍もすべてがフラットになり、人工呼吸器が規則正しく作動するだけになりました。
子供の頃私の手をひいてくれた祖母の手、年老いてからは私がひいて歩いた祖母の手、旅立つ時も手をつないでいることが出来て私は満足です。いってらっしゃい!
あちらの世界で大好きなお酒を飲みながらまってください。まだしばらく行くことはできませんが、先に到着している皆と一緒に宴会でもしていてください。きっと飲みすぎで体を壊す心配もないでしょうから、好きなだけ飲んだり食べたりしていてください。
約9年ほど前から急激に痴呆が進み始め、壊れていく祖母をみんなで見守ってきました。壊れていく自分を恐れ錯乱する祖母を何度も見ました。何度も「大丈夫よ!」と祖母に言い聞かせ、自分たちに言い聞かせ、壮絶な毎日を過ごすのが現実です。
それでも、私の小さなパソコンの中には皆に囲まれて笑顔いっぱいの祖母の写真がいっぱいです!
おばあちゃん!長生きしてくれてありがとう!
祖母の通夜は予想をはるかに超える宴会状態!
おばあちゃん!あなたが生きているなら・・・甲高い笑い声が聞こえてくるようです。
おばあちゃん!
皆の笑い声、届いてますか?
おばあちゃんに聞こえるように毎日笑って楽しく過ごしますね!
また会える日まで!
2017-05-26 12:31:20
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ご無沙汰にも程があるくらいご無沙汰しております。
あれから、我が家の長老様、何度も危機を乗り越え、元気に過ごしております。
半年ほど前には呼吸も浅く意識も朦朧と呼びかけにも答えることが出来ず、お別れの時が近いのだと感じ、涙が溢れて、従兄に連絡し、緊急対背をとったのですが、点滴一本終わるころには元気に毒舌復活!
そして先週、転倒による骨折で痛々しい姿になってしまいました。8月26日には血圧が78まで下がったため緊急入院。
母や私たちを忘れたことはなかったに、誰のことも記憶にないらしく、「おばあちゃん!わかる?あなたの孫ですよ!」というと、「私には家族はいません!こんなきれいな人は家族にいません」
まぁ、「きれい」と言うなら許してやるわ!
しかし、何があっても母のことだけは覚えているのに、それに言ってることが時間を置くごとにひどくなっていく、ただ「あいうえお」をめちゃくちゃに並べているだけで、単語すらまともでない。
そんな状態で、母が病院へ泊まり込みで介護した2日目の朝、遂に長老復活の日が来た!
「まさみちゃん!まさみちゃん!」
もう呼ばれる事など期待していなかったので凄く驚いたそうです。
「お母さん!わかる?」との問いに、「私、どうしたん?」と聞く長老。
事情を説明すると、理解したようで、「また皆に世話をかけてしまって・・・」と言ったそうです。
長老の復活は勿論、母の喜びもいつもより大きかったと感じました。
長老様、退院できたら大好きなカレーパンを食べたいそうです。この食欲が元気の秘訣かな?
2016-08-30 10:32:24
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今年始め、保健師さんから、「もう自宅介護はむりですよ」と言われ、長老の施設入居を決意した両親は、しばらく寂しそうでした。すぐに会いに行くことができるように近所の小規模施設にお世話してもらっていますが、母が行くと「迎えに来てくれてよかった!早く帰ろう!」と大変でした。毎回後ろ髪を引かれる思いで施設を後にしていますが、スタフの方が本当に家族のように接してくれていて、今では私たちが行くと「夢みたい」と喜んでくれて、帰りには「またね~!無理せんようにね!」と私たちを気遣って手を振ってくれます。
そんな長老も今月11月6日に103歳のお誕生日を元気に迎えることができました。
お誕生会を盛大にと思っていたのですが、長老の体力を考慮しお昼から自宅に連れて帰り、家族で早めの夕食にとお寿司を食べました。終始長老は嬉しそうにはしゃいでいました。笑って私の肩を叩く力から、まだまだ大丈夫だと安心しております(笑)
さてさて、長老から離れた母は、結婚して初めて自分のやりたいことを始めました!
そ!れ!は!THE日本舞踊!
一人で行動できない母は、私の娘をその気させて一緒に通うことに!
初日、帰ってきた娘は大笑いで母の様子を報告してくれました。たくさん笑わせてくれた(勿論本人は真面目)挙句、自分の出番が終わると、お稽古中に居眠りしたそうです。帰った母の汗を見て、想像して笑ってしまいました。それでも、自分の時間を持つことができキラキラした母を見て、私はなんだかホッとしたのです。
長老は、時折正気に戻るのか、私の両親を思い「私の為にあの子達の老後を楽しむ時間がなくなった」と悲しそうに言ってましたが、先日、長老にも、日舞の話をすると、大笑いしてました。「私のほうがましや!」とも申しておりました。すごい自信や!(笑)
そうそう!忘れてはいけない!本当に嬉しい事!長老を訪ねてくれる近所の方々に感謝します。昨今、身内でもなかなか様子を見に行く人がいない中、ご近所の方が時々長老に会いに行ってくれてるのを知り、なんだかとっても感動したのです。まだまだ世の中捨てたもんじゃないですよ!ありがとうございます。
2015-11-26 12:13:31
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昨年初夏に脱腸の手術してから、次々に怪我、そして腰の圧迫骨折と痛い思い、そして家族の忙しい日々がようやく落ち着きましたので、この場おおかりして、長老健在のご報告!
長老102歳元気に過ごしております。
年明け早々、全く足が立たなくなり、私の主人がおぶって車に乗せ病院へ!
小さな祖母でも、人間の重さに悪戦苦闘する日々が続いておりました。とうとう自宅では寝返りさせることすらできなくなりました。(とても痛がりますので)
病院と連絡相談して救急車で搬送しそのまま入院。
1日目は壁をドンドンと叩き、お隣の部屋からの苦情でお引越し・・・・。
それからも、幾度となくベッドの柵を取り外し、転落・・・・・。
病院のスタッフの方々も色々と策を練ってくれ、柵を紐でむすんだり、ベッドを低くし、床にマットをひいたりと、本当に良心的な介護をありがとうございました。
おかげさまで長老はめきめき回復し、リハビリであっと言うまに立ち上がれるようになりました。
入院期間中は、病院と私の息子の学校が近いため、学校へ送っていった後、保育園児の娘と祖母の部屋へ行き、朝食をとりそこから保育園へ。娘の「いってきますます!」の問いかけに長老は「いってらっしゃいませませ!」と息もぴったりの二人。
帰りは、息子と病室で待ち合わせして少し話をして帰ります。長老の病室へ行くために普段自転車で通学している息子は、車で行けてラッキー!のご様子(笑) それでも、毎日1度は長老の手をとり「ひいいばぁ~!シワシワやん!」と撫でて帰ります。それでも日中の大半を夢の中で過ごす長老に家族みんな心配しとりました。
高校受験を控えた娘も毎日はいけない分随分心配しておりました。
補助付きなら一人でトイレに行けるまでに回復した祖母は、退院できることになりましたが、病院スタッフさんや保健師さんから、自宅での介護は困難と言われ、自宅から徒歩数分の小規模施設へ運良く入所出来ることになりました。
パジャマから日中は洋服に着替え、皆と折り紙や塗り絵をして楽しく過ごす祖母は5際は若返ったかのようにめきめきと元気いなり皆を驚かせています。今では、母より俊敏にイスから立ち上がり、施設スタッフの方に「すわって!すわって!」と言われ笑いを起こしております!
ありがたいことに、近所の方も長老のところへ遊びに行ってくれている様で、長老をとおして皆さんの優しさを感じる今日このごろです。
2015-03-25 10:09:02
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毎度、毎度、お転婆ばあ様の長老の様子がおかしく病院へ行ったところ脱腸による腸閉そくで緊急オペ!
術後、ICUにて少し会話をして帰った。
看護師さんの看護計画で様子を見て、おそらく2~3日はICUでその後一般病棟に移りますと説明を受けた。
翌日、面会時間が来たので不安な気持ちのままICUへ。
そして、私が見た長老の姿は・・・・。鼻からは胃までつながったチューブと酸素の管、手には点滴、胸には心電図、そして、尿管!ベットの周りには3人の看護士さん!そして、長老は「私はね~11人兄弟の5番目で!いや!間違った7番目でね!」とか、「長生きの秘訣は、歯!」とか元気に演説しており、私は看護師さんから「後30分後に一般病棟へうつります」と説明を受けた。
その後、順調以上の回復力で無事退院しました。
でもね~。ここ数日、元気がないのです。食欲はあるのだけど、痩せてしまって。皆が集まって食事をしているとご機嫌でよく笑いますが、もういままでの長老ではありません。
長老の三男坊の奥さんが作ってくれたお粥を私の妹が食べさせてあげるとニコニコ食べます。今までの長老だと「自分で食べる!」と怒っていたのに。
「まだまだ生きるぞ~!死んでやるものか!」と元気に言ってほしいです。
早く元気になってね!おばちゃん!
2014-06-26 11:01:09
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やれやれ。
皆様、長老は先日退院しました。
まぁ、退院と言うより学校で言うところの自主退学?
病院から戻ったら玄関先で耳にする電話のベル。「きっと病院からだ」と受話器を上げると案の定「すぐ来てください」この繰り返しで夜中に連れて帰って翌日送り届けたり。
こんな様子をみて御近所のすみちゃんは「たまには私が夜病院についててあげるから少し休むようにお母さんに言うて」と私に言ってくれるのです。今までだって大変面倒を掛けているのに。
すみちゃん曰く、「おばさん(長老)にはお世話になったんだから」と。
みなさん!いくら世話になったからってこんなに気遣ってくれる御近所さんいます?私は素晴らしい御近所さんを皆に自慢したい気持ちでいっぱいになり、めったに更新しない店長日記を更新してしまいました。
介護するものへの気遣い、皆様の優しさ、励まし、長老がいなければ見えなかった事です。両親の大変な毎日はまだまだ続きますが、負けずにがんばるぞ~!
で、長老がどの様に過ごしているか?
いますよ!います!私の背後に置物のように座っています(笑)で、繰り返し、「今何時?ここはどこ?」としきりに質問してきます。私は最近この言葉が長老の人生のゴールへのカウントのように聞こえて寂しいです。長老の不安が和らぐように、介護する両親の心労が和らぐように。どうか皆がいつまでも幸せに一緒にいられますように。(祈)
2014-05-02 11:15:03
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またまたやってしまいました。
やっと寝られる^^と疲れた体を布団に入れたその時、電話が鳴りました。「ばあさんが転んで起きられない!」同じく長老の孫である私の従兄に電話したところ、ちょうど救急当番らしく救急車に乗ってやってきました。(頼もしい)
痛がる長老を担架に乗せ、従兄が乗った救急車で病院へ!GO!
痛さで従兄には気づいてない祖母「おばぁちゃん!これ誰かわかる?げんちゃんよ!」と私が言っても、「痛いです。」とわけわからず・・・。
病院付近でようやく長老が「あ~!わかった!」わかったか!長老!
長老は安心したのか「うれしい~!」と号泣!
レントゲンの結果、方に近いところの二の腕の骨が折れていた。とりあえず入院しています。
毎日皆が交代でお見舞いに行って、ずいぶんにぎやかに入院しておりますが、行く度に「やっと来た!誰もお見舞いに来ない!どうなってる!?」と怒り、「退屈だ!連れて帰れ!」とグチグチと文句を言う。
心配しなくてももうすぐ連れて帰りますよ!と言うより、暴言と夜の徘徊がひどいせいで病院を追い出されそうです(笑)
お転婆、転ぶ婆さんとは我が家の長老の事です。
長老の暴言によって傷ついた看護師の方々申し訳ないです(涙)たまにかわいらしい一面も見せるので許してください。やれやえ(汗)
私たちは長老が退院した時の回帰祝いをしようと今から計画を立てています。何かと宴会好きな我が家でした。
2014-04-24 13:12:30
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パン工房つきはら、朝倉工場が生まれ変わりました。(^^)/~
皆さまにお届けする商品も一段とこだわり、毎日御来店いただいても絶対に「飽きた!」なんて言わせません(^^)
どうぞ皆様、ご来店ください!優しい気持になれるパンを揃えて皆さまをお待ちしております。
2013-10-11 11:36:10
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夜中の2時頃電話が鳴った。夜中の電話は心臓が凍りつく思いがする。祖母の身に何かあったに違いない。電話にでた主人が「わかった!すぐ行く!」と母に言っている。長老が夜中に外にでて転び、額を切ったらしい。命に別条はないが病院へ行く準備をし家をでた。玄関と事務所の入り口が血だらけだ!
母が、血を拭こうにも「痛い」と触れさせない。見るとパックリ裂けている!あちゃ~!
結局病院で4針縫ったが他は異常なし。それでも、意識はかなり変だ。48時間は3時間毎に意識確認をするように注意をうけ帰宅。
「おばあちゃん、リビングに居るから少し寝て」と言うと。「ほんと?いてくれる?あ~それは安心や」
私がリビングのソファーに腰掛けるや否や、「この大きな穴どうにかして!落っこちる!」と床を指差すのでタオルを敷くと安心した様子。それからお茶を入れると「おいしい!おいしい!」と飲んだ。安物の麦茶ですけど(笑)お茶を飲みながら空中を見て「あんた~久しぶりやね~」とか「この人は誰?」と言うので「御先祖様!」と答えた(笑)それにしても沢山の人がこのリビングに集まっているらしい。「おばあちゃん!賑やかでいいね~」と言うと「ほんとに!」とご機嫌だ!
それから私は、祖母にしか見えることのないホッチキスの芯を拾わされること1時間弱。まいったなぁ~と思いつつ楽しい時間を過ごしました。「おばあちゃん、これでいいかい?」 「はい、ありがとう!」 おしまい(^^)
2013-09-18 11:35:21
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長老の認知症の度合いを確認するため主治医が長老に質問
主治医:おばぁちゃん!知ってる野菜を10個言える?
長老:はいはい。トマト、ピーマン、なすび、・・・・
主治医:まだ知ってる?
長老:はい、かぼちゃ、トマト、
主治医:後5つ
長老:トマト、キャベツ
主治医:トマト好きやなぁ~
主治医:100から2引くといくつ?
長老:98!!
主治医:お~!早いね! そこから、もう一回2引いて!
長老:100です!
主治医:はい!
主治医:おばあちゃん、もう何歳になった?
長老:さぁ~忘れました!30歳くらいまでは覚えてましたけど(笑)
主治医:・・・・・(笑)
その他の珍回答の後「重症だな~」の言葉に「そんなに悪いですか?」と胸を抑える長老!
主治医:「いやいや、おばあちゃんは健康ですよ^^;」
この二人、夫婦漫才か!?
2013-04-24 09:55:40
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